2019.10

うちの大きい子達。進む道は色々。プロのダンサーとなり海外で踊っている子、バレエ学校へ留学中の子、理学療法士となり医療機関で働く子、管理栄養士を目指し大学で勉強中の子、ヘアメイクアーティストを目指し専門学校に通う子。それぞれの道で頑張りながらバレエを続けています。幼い頃から続けて来たバレエですが、全員がその道に進むわけではありません。もちろん、幼い頃からやって来たからと言って、望めば誰でもがその道に進めるわけではありませんし、コンクールで受賞し、周りから当然、バレエの道に進むであろうと思われていても、本人が選ぶのは違う道と言う事もあります。そんな彼女達も、自分が選んだ道で壁にぶつかり、涙する事も多々あるようです。そんな時彼女達は、「これまでバレエを頑張っ...
ウラジオストクのマリインスキー劇場プリモルスキーステージ(沿海州劇場)で頑張る愛莉菜さん。1月にサンクトペテルブルクのマリインスキー劇場での海賊の公演で主役を踊る事が決まったそうです。サンクトペテルブルクは愛莉菜さんが留学したワガノワバレエアカデミーがあり、マリインスキー劇場はロシアバレエの最高峰の劇場。そんな舞台で日本人ダンサーが主役を踊らせてもらえるなんて、彼女はどれだけ幸せなダンサーなのでしょう。「私にとって、嬉しくもあり、恐ろしい事でもある」と言う愛莉菜さん。望めば誰でも立てる舞台ではありません。ましてや、その舞台の真ん中に立つ事が出来るなんて、夢のようです。彼女が現役を引退した時、幼い頃から色々なものを犠牲にしながら彼女が成し遂げて来た事、そ...
今日は沖潮先生のクラスでした。難しいアンシェヌマンをガンガンやらせるのでは無く、ゆっくりな動きの中で、身体の使い方をしっかりと教えて下さる沖潮先生のレッスン。今日も床に寝転んでみたり、座ってみたり、惜しげもなく自分の身体を生徒達に触らせてくれながら、1人1人丁寧に指導して下さいました。成長期の身体の変化で苦しんでいた中学生も、ようやく点と点が1本の線に繋がり先生の言葉に身体が反応出来るようになり、それを見た沖潮先生「嬉しい〜っ！！」と喜んでくれました。関西弁で冗談を言って生徒を笑わせてくれながらのレッスンの中で、生徒達の「なるほど！！」 「解った！！」のキラキラした目が嬉しいレッスンでした。沖潮先生、ありがとうございました。
今日の午後のレッスン。8月から2か月、集中してやって来た事を踏まえてのバーレッスンから始まりました。進歩しては行き詰まり、また進歩しては行き詰まりを繰り返しながらようやく身体に入って来た動き。日曜日のこのクラスは、週に1.2回のレッスンに来ている生徒ばかりなので、ものすごくスローペースに感じますが、時間を掛けて来た分、確実に成長しています。「みんな綺麗になって来たけど、もっと素敵な顔で出来ない？！」「目の前に素敵な王子様が居ると思って、う〜んディーンフジオカとか」そんな私の言葉に「 … 」キョトンとした顔の生徒達。「えっ！！君達にはディーンフジオカは素敵に見えないの？！じゃあ　誰？！」生徒達からは私が知らない名前が出て来ました。「あ〜っ、ジェネレーショ...
今日のプレバレエクラス。先週見学に来てくれた4歳の女の子が、今日は体験レッスンに来てくれました。初めての場所で緊張してママから離れられなかった先週とは違い、今日は来た時からお喋りもしてくれる程に。同じ歳の王子と一緒に、ストレッチからスキップまでママが居なくても最後まで頑張れました。ちびっこ達のお手本になるようにとプレッシャーを掛けられた小学2年生。この中に入ると大きくなった事を実感します。ちびっこ達、レッスンが終わってからも一緒にトランポリンをやったり、すっかり仲良くなったようでした。MUSE バレエスタジオでは、未就学のお子様はスタジオの雰囲気に慣れて頂く為、何度でも体験レッスンを受けて頂けます。お気軽にお問い合わせ下さい。
10月も中旬になってしまいました。台風19号でレッスンがお休みになったり、新入会や体験レッスンなどでバタバタの10月です。昨日のレッスンで珍しく叱られた小学2年生。まだオムツをしていた頃からの付き合いですが、厳しく叱られたのは初めて。レッスン中に泣かないと言う約束があるので必死に我慢していたのですが、レッスンが終わった瞬間にポロッと涙が溢れました。お迎えに来たお母さんに、「今日は叱られて、久しぶりに涙を見せました。」と報告すると、「あら、叱って頂けて良かったわね。ちゃんと御礼を言えた？！」と聞かれ、バツが悪そうに苦笑いをしていました。そんな彼女、昨日叱られた時に言われた、「踊りをなぞらず、昨日の自分より進化しようと毎回精一杯やる！！」をちゃんと理解して...
日曜日のレッスン後、ある生徒と長い時間語り合いました。彼女がうちに来たのは中学1年生。「自分の夢を実現する為にここで頑張って行きたい。」と語った彼女の意思の強い瞳が今でも印象に残っています。常に自分に足りない事、やるべき事を考え、頑張って来た彼女。バレエと勉強も両立させ、高校、大学に進み、目標だった理学療法士になりました。国家試験に合格した時、「ここまで頑張って来られたのはMUSE のみんなの応援のお陰。早く一人前の理学療法士になって、スタジオとみんなに恩返しがしたい。」と嬉しい事を言ってくれました。今では、身体の事で悩みを持つ生徒にアドバイスをしてくれたり、トレーニングの方法を教えてくれたり。私の愚痴を聞いてくれる頼もしい存在になりました。普段は不器...
大型台風が近づき怪しい風が吹いている金曜日。今日もニコニコ顔でスタジオにやって来た小学2年生。思い切って告白した野望を「誰よりも努力してから言ってね」とママに一喝されてから、涙も封印し、コツコツ、黙々と頑張っているお陰で毎日、確実に成長しています。そんな彼女、出した課題をしっかりやって来てくれたようで、昨日覚えた事を今日は始めからやって見せてくれました。「うん、良いよ。じゃあ、今度はここまでやれるようにしようか。」と言う私の言葉に苦笑い。「昨日見せてくれたから、そこまでは出来るのは先生知ってる。今日は昨日より出来るって所が見たいんだけど、やる？やらない？」と聞くとすぐに「やる！！」と言う言葉が帰って来ました。この数ヶ月の彼女の成長を思えば、本当は褒めて...
今日は小学2年生と6年生のプライベートレッスンの日でした。まずは小学2年生。発表会が終わってから1つ1つやって来た事を今日は全部繋げてやってみました。？？？と思うところがある時は動きを止めて、注意をし、出来るまで何度もやり直し。しつこく注意されても、勢い余って転んでしまっても泣かない。3歳からバレエを始め、出来ない事があると悔しさで泣けてしまっていた彼女。スタジオの中で泣く事が一切なくなっています。「上手になりたい」そう思った日から、彼女の中で「泣いても出来るようにはならない」と意識が変わったようです。そして小学6年生。前回出した課題をしっかりと家でやって来てくれたようでした。「家で頑張ってやって来たね。先週より良くなってるよ」と言う言葉に溢れんばかり...
昨日のレッスンの終わりにある生徒に声をかけました。彼女は管理栄養士を目指す大学生。6歳からもう13年、岡崎市から片道1時間近く掛けてレッスンに来ています。「平日は授業終わって名古屋から来るから疲れるでしょ」と言う私の言葉に「水曜日は最後まで講義があるから疲れるけど、レッスン楽しみに来てる」彼女は何でもゆっくり覚えて行くタイプで、他の子と自分を比べて焦ったりする事も無く、高校受験も、大学受験も乗り越えて、13年間マイペースにコツコツとレッスンを続けて来た生徒。そんな彼女からの思いがけないそんな言葉に目頭がジンと熱くなりました。取って付けたような言葉では無く、何気ない会話の中に出てくる生徒達のバレエに対する思い。好きだから頑張れる。生徒達のその思いを大事に...